サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

何が「清潔」か「不潔」かの区別ほど、根拠なく判断しているものはないかも。

まず、前段。

 

以前、こんな記事を書きましたが。

sally-no-kimochi.hateblo.jp

 

兎にも角にも、日々の生活の中には、

きちんとロジック建てて説明することのできない

「自分ルール」で溢れている。

上記ブログで紹介したfacebook記事の、「5センチルール」のように。

 

 

考えてみた。

このてのケンカって、とかく女性に非があると言われがちだと思う。

男性の方が、ロジック思考に優れていて、

女性の方が、感覚的・感情的、という見解のもとで。

 

専業主婦の場合、ビジネス現場に携わっていないから、

余計に、ロジックだてて説明をするという訓練がなされておらず、

「理由のつかない言い分で、男性を責め立てる」という構図が出来上がる。

 

ほんと?

ほんとに、男性は、日常生活のあらゆることを、
ビジネスのように説明することができるというのか?

 

結論としては、非常に怪しいとおもう。

 

 

本題。

 

疑問を抱いたサリーは、

日常生活における、「自分ルール」みたいなものを、列挙してみた。

すると、「清潔さにおける自分ルール」が、非常に多い気がしてきた。

なので、今日はそれに絞って振り返ってみたいとおもう。

 

たとえば。

 

私は、ベッドの上に、かばんを置くのは嫌だ。

汚い気がする。

でも、ジーパンで寝そべるのは、仕方ない気がしている。

もー、脱ぐ間もなく、バサッっていきたいとき、あるから。

 

おそらく、菌の量を量ったら、大して変わりないはずなのだが。

 

 

スーツケースのタイヤを拭かずに、室内に持ち込むのは嫌だ。

あいつは土足と同じだ。

でも、折りたたみ式物干しスタンドに洗濯物を干し、

ベランダに置いて日光にあててから、

室内にとりこみ、しばらくそのまま置いておくことはある。

 ↓こういうやつ

 その場合、足はわざわざ拭かない。

 

 

枕カバーは、週1ペースで洗う。

そのペースに、根拠はない。

 

 

 家で洗濯できる衣服は、もちろん定期的に洗うが、

クリーニングに出さなきゃ洗えない衣服は、

めったにクリーニング屋に行かないので、なかなか洗わない。

ファブリーズで済ませていて、よしとしているが、

家で洗濯できる衣服との、ペースの差は歴然である。

 

でもなんか、「そういうもん」ってことになってる。

 

 

家に帰ってきたら、手洗いうがいをするけれど、

営業から会社に帰ったとき、手洗いうがいなんてしない。

そしてそのまま、手づかみでお菓子を食べたりする。

 

 

こういうことって、男性もないの??(゜-゜)

 

あるけど、こと家のルールは、

奥さんのほうがベースになったりするから、

要求者が女性になることの方が、多いだけかな。 

 

改めて列挙してみて思ったけど、

「自分ルール」の、根拠のなさたるや。

 

 人間、すんごいテキトーだなー。

 自分は何事にもマトモだなんて、死んでも思わないようにしよっと。(╹◡╹)

 

親が死なないと、親が死ぬ不安からは逃れられないんだなぁ。

私には2人の姉がいる。

11歳差と、9歳差のふたり。

 

おのずと、両親は年寄りである。

(同世代の友達のご両親と比べたら。)

 

私は、父も母も大好きだ。

「友だちみたいな親」ではまったくなかったけど、
それでいいと思っていた。
小さいころは、神の様に正しい人たちだと思っていた。
どうしたって、敵わない、絶対的な人だった。

 

私は、幼いころから、両親が年であることを意識していた。

 

姉からしてみたら、彼女たちがいくらか大人になっても、
親が生きている可能性が強い。

でも、自分が大人になったとき、親が元気かはわからない。

 

だから、親の言うことは、注意深く聞き、覚えておかなければならないと思った。
いま、深く意味を理解できなくても、
ことばを覚えていれば
いつか親がいなくなったあとも、役に立つと思った。

 

姉のことを羨ましいとは思わなかった。

私は、姉が幼いころと比べれば、より親として成長した父と母の
教育を受けられているはずだから。

どっちもどっちだと思っていた。

 

子どものころから、そんなことを考えていた。

 

 

29歳になった今、両親は70歳を目前に迎えている。

子どものときと比べたら、当たり前だが、本当に年をとってきた。

 

よく、親孝行をしたいときに、親はもういないという。

だから、親が生きているうちに、きちんと親孝行しなさい、と。

 

この教訓を、よく耳にするのは、
親がいつまでも元気だと思っている人が、多い証拠だ。

 

でも、私は日々、親の死を意識している。

心の準備を、むかしから、ずっと始めている。

 

よく、親が死ぬ夢を見る。

大泣きして、目が覚める。

 

 

あんまり年寄り扱いしすぎたり、

いつ死ぬかわからないって思い過ぎたら、

ほんとうに、死を招き寄せてしまう気がして、

よくないことのような気もしている。

 

 

できるだけ、元気で長生きしてほしいって、こころからこころからそう思う。

でも、彼らが生きている限り、
私は彼らの死をずっとずっと隣に意識し続けるんだ、きっと。

両親が死んで、はじめてこの不安からは、解放されるんだ。

 

生きると死ぬって、隣り合せだ。

変なの。

つまんなかったデートをまとめてみました。

突然ですが、過去にデートをしてつまんなかった男たちのパターンを

まとめてみる気になったので、始めます。


 

1. 初デートなのに、「俺と結婚したら」、の話をしまくる男。

 

俺とオマエが結婚したら。。。

を、連呼。

 

日曜昼間から、東京駅近くのフレンチで、
シャンパンとフルコースデートにて。

 

某有名焼鳥店の、跡取りだった彼。
もし結婚したら、私もその店に毎日出、
毎日、夜明け前の早朝から仕込みを手伝い、
休日もなく、ただひたすらに店をまわす人生になるのだが、


子どもは必ず産んで欲しい、とか、

少ない休日の過ごし方とか。

 

 

普段は、どうにか会話を盛り上げようと、気を遣うサリー。

でもでもでも、
どぉーーーーーーーーーーーしても、このぶっ飛ばしすぎな会話に我慢ならず、
途中から、ほぼノーリアクションで、コースが終わるのをひたすらに待ち。

 

美味しいはずの食事も、まったく美味しく感じず。


このつまらないデートで摂取したカロリーを、
自らの脂肪にしてなるものか、と思い、
自宅まで3時間かけて、徒歩で帰宅。笑。

 

メシに釣られて、デートに行ってはならぬ。

どんなご馳走も、楽しい気持ちで食べないと、美味しくない。

だいすきなメンバーで食べれば、センベロだって大満足なのだ。

 

ものっそい筆圧で、こころに刻んだ、教訓。

 

好きになりかけてたら、嬉しい話題だったのかもしれないけど。。。

順序って、大事だね。

 

 

 

2.  キャッチャーでしかない男。

 

仕事の話も、恋愛の話も、どんな話題も。

私が話す話を、すごく興味深そうに聞いてくれるのだけど、

「なるほどね!」「へぇーすごいね」「そうなんだ!」

と、ファーストリアクションしたあと、特に、発展しない。

 

私の話がつまらないのか?というと、そうでもない反応。

「それまじはじめて聞いたわ・・・」

「まじかー、なるほどね!確かに、そりゃそうだもんね・・・はじめて気づいたわ」

なんなら、楽しそう。

 

だが、その後。

私がした、Aという話題に対して、
近しいBの話題をふってくれたりとか、
Aの話題から、何か質問を返してくれたりとか、しない。

 

キャッチボールであるはずの会話が、

私ばかりが投げ続け、彼は楽しそうにボールを受け取り続けるだけ。

 

なんかね、帰り道、疲弊感と、虚無感。

そんなに、強肩じゃないだす。

 

 

3.  「www」男。

某有名総合商社に勤めるイケメン。

 

男「何する?何頼む?これとかどう?」

サリー「うん、いいよー」

男「『うん、いいよー』何その言い方w いつもそういう声出すの?w」

サリー「ん、うん?(._.)」

 

男「どんな仕事してるの?」

サリー「人事系の、こうこういう仕事の営業してるよ」

男「ふぅーーーん・・・w」

サリー「ぇ、なに(._.)」

男「いや、なんでもw」

サリー「(._.)」

 

男「今までどんな人と付き合ってきたの?」

サリー「○○な人とか、○○って感じの人。でもこうこううまくいかなくなっちゃった」

男「それさうまくいかなかったのまじ自分のせいじゃねw」

サリー「そ、そうかな(初対面のオマエに言われる筋合いない)」

男「いやまじで見る目もないねw」

サリー「(`・ω・´)」

 

(ごはんもの出てきて)

サリー「はい、スプーン」

男「『はい、スプーン』w 気が利くねw」

サリー「はいはい(`・ω・´)イラ」

 

あんなに小馬鹿にしてきてさ。

向こうも気が合わなかったんだろう。お互い様だ。めでたし。

と思ったら、そのあともすごい誘ってきた謎のやつ。

なんなの?小学生なの?????

 

 

。。。。。。

 

1,ひとりで先に突っ走らない。

2,キャッチボールをする。

3,小馬鹿にしない。

 

ようはさ、置いてけぼりにしちゃいかんという話。

一緒にさ、ペースを作って歩かなきゃさ、つまんないよ。

 

デートの際の三原則にしよう。

あーめん。

優等生っていう劣等感。

サリーは、小中学校までは、成績がよかった。

作文は、いつも区で入選していたし、

理科の実験をまとめたレポートも、

書き初め大会も、いつも賞をもらっていた。

合唱コンクールでは、伴奏者としてクラスの練習を仕切り、

学級委員として、先生からも好かれていた。

 

 

そんなわたしは、いつも劣等感を抱えていた。

 

同級生から、人気を得るために必要なことは、そういうことではなかった。

 

 

 

小学校の高学年の頃、いちばん仲の良い女の子がいた。

けいちゃんといった。

 

けいちゃんは、いつも変顔をしてみんなを笑わせ、

友達思いで、豪快で、成績は悪く、運動神経がよくて、

クラスで一番の人気者だった。

 

対して私は、ザ・A型と言わんばかりに神経質で細かく、
勉強はできても足が遅くて、
変顔なんて恥ずかしくてできなくて、
自分のことを、つまらない人間だと思っていた。

 

けいちゃんには、友達がいっぱいいた。

私は、けいちゃんと家も近く、いつも一緒に遊んでいたけれど、
「一番の仲良し」のポジションでいられているかは、いつも不安だった。

けいちゃんは、さっぱりとしていて、誰にも執着がなさそうだった。

 

社会科見学等の、バスの席決めの時は、
けいちゃんがとられてしまいやしないかと、いつも不安でいっぱいだった。

私は、けいちゃんの隣を死守するべく、通学路が一緒である利を活かし、
決して必死さを見せないような声色で、早々と約束を取り付けた。

けいちゃんは、誰でもよさそうだった。だから、すぐにOKをもらえた。

 

その後、何人もの女の子が、「けいちゃん隣の席になろう」と誘っているのを見かけては、
胸をなでおろし、少しの優越感を感じた。

 

その後、学年が変わるにつれて、
けいちゃんの周りには、けいちゃんと似たタイプの子たちが増えてきた。
変顔が好きで、豪快で、成績が悪い子たち。
私はそのコミュニティに居ながら、いつも劣等感を感じていた。
むりやり変顔して、自分も同じ種類でいるよう装った。

 

私はそうして、中学まで、
いつも誰かを羨み、自分に自信が持てずに、
縮こまって、心地わるく過ごしていた。

高校生になってからは、けいちゃんも含めて、まったく会わなくなってしまった。

 

 

月日は過ぎ、中学を卒業してから13年後。

 

久しぶりに、同窓会が行われた。

小中一緒だった地元の子達が、30人ほど集まった。

 

お酒も進んだころ、何人かの女の子と話した。
当時、羨ましかった、
ちょっと成績が悪くて、みんなに好かれていた女の子たち。

 

すると、口々に言われた。

 

「さっちゃんは、なんでもできて羨ましかった」

「さっちゃんには、何をしても敵わなかった」

 

 

 

当時、

勉強ができることなんて、なんならダサいことだと思っていた。

友達に好かれるには、すこし成績が悪いくらいのほうが、

とっつきやすくて、いいんだと思っていた。

 

でも、29歳になって、私が当時劣等感を感じていた子たちから、そう言われたときに、

ああ、あながちお世辞じゃなくて、
ほんとうに思っていたことを、言ってくれているかもしれないと思った。

 

あの、小さい小さい、学校という世界で。

あのころの私たちにとっては、あれがすべて、そんな世界で。

大人たちが求めるのは、勉強すること。

賞をもらったり、注目を浴びるのは、成績がいい子ども。

 

いくら、斜に構えていても、

みんなにとって、そういう存在は、羨ましかったのかもしれない。

アテンションを得るということを、求めていたのかもしれない。

それぞれに、劣等感を、持っていたのかもしれない。

 

 

私は、みんなが羨ましかった。

 

学校って、そういうところなのかもしれないな。

誰かから、認められることに必死で。

褒められたくて。

どう思われているかに怯えて。

自分に対しての、理想も強くて。

 

 

ふむ。

いつか子どもが生まれたら、活かそう。この教訓を。

ブレない自分を持っていないと、予定詰め込み型人間にはなれないんだってさ。

サリーは、だれかと会っていないと不安である。

予定のない日、というのが、恐怖だ。

 

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 そう、こんな感じで。

 

 

先日、大好きな行きつけのバーに行ったときのこと。

 

マスターとの会話の中で、ふとこの話になった。

 

マスター「あぁ、うさぎちゃん系?寂しいんだ」

サリー「うーん、やっぱそうなっちゃうのかなぁ。」

マスター「まーでもあれだね。自分をもってるからだね。」

サリー「??????」

マスター「自分をもってないと、それだけたくさん人と会ってたら
     振り回されちゃって疲れちゃうよ。
     惑わされすぎず、適度に影響を受けられる、そのバランスがいるよね。」

サリー「!!!!! それは新しい見解や!」

 

 

 

自分の、この癖(ひとりで居られない)については、

理由を考えてみても、ネガティブな解釈しか浮かんだことがなかった。

 

なるほど、ポジに考えると、そうも捉えられるのか。

 

 

 

でも、マスターが言ってくれた、「バランス」ってキーワード。

これは、すごく大切な観点で、

自らが、この絶妙なポジショニングを実践できているかは、非常に怪しい。

 

 

「自分を持つ」ということと、「相手を尊重する」ということ。

「人の意見に左右されない」ということと、「人の意見を聞き容れる」ということ。

「ぶれない軸を持つ」ということと、「新陳代謝がいい」ということ。

 

 

「頑固」でありたくはないし、

「無責任」でもありたくない。

 

 

私は、前者に寄った人間だ。

だから、自らに対し、

謙虚であれ。人の話を最後まで聞け。新しいことに足を踏み出せ。

と、言い聞かせている。

 

 

まぁ、せっかく、毎日たくさんの人と接しているのだから、

日々、バランスを極める訓練である。

 

 

 

自分で立てるスポンジになりたいなぁ。みつを。

 

 

 

 

 

 

ファッションに、全人類が興味を持って、全人類がオシャレを目指さなきゃならないの?んなことないよ。

いつだったか、ダイニングバーに行ったときのこと。

 

カウンターのみの、小さなその店に、その日、私は初めて入った。

店は常連さんでいっぱいで、
ひとつだけ空いていた席に、みんなが私を温かく迎え入れてくれた。

 

 

 

常連さんと、マスターと、他愛もない話をしていると、
そこに居たひとりの男の子に、話題の的が、当たった。

 

 

男の子、というのは失礼か。

確か、22~23歳だったと思う。

メガネをかけていて、無難な短髪に、無難なスーツの、小柄な子。

一人で来ていた。よく来るという。

 

人見知り、というわけでもないけど、
自分のペースの中で、穏やかに時間が流れているような子だった。

読書好きそう。派手なパーティには興味がなさそう。

そんな感じ。

 

彼を囲んだ常連さんたちは、彼(トクちゃんと呼ばれていた)に、
「もっとファッションに興味を持て」と言い始めた。

 

「トクちゃんさ、まずメガネやめてみなよ」

「そうだよ!絶対印象変わるよ!」

「それでさー、松田翔太みたいな髪型にしてー」

「もういっそ一回くらい横剃ってみるとかね。キンパとかさ」

「絶対カッコよくなるよ。まずさ、今週美容院行きなよ、オレ検索するよいいサロン」

「代官山でしょ、やっぱ。」

 

 

彼は、ずっと、戸惑った無表情を浮かべていた。

「えー・・・」

「うーん・・・」

 

後から聞いた話、彼はお店にはよく来るものの、
こんなに周りにフォーカスされたのは、初めてだったらしい。

 

 

私は、ちょっと可哀相だなと思って見ていた。

 

 

私はファッションが大好きだ。

だいぶ、派手な服も着る。髪の色も、本日時点で紫だし。

 

でも、「ファッションを楽しむこと」を、人に押し付けたりはしない。

自己の表現手法は、人によって違うし。

無難な服を着て、人から注目を浴びないでいることで、

穏やかで安心した気持ちになれるなら、それでいいんじゃないかとも思う。

「普通」がほめ言葉で、安心で、

「おしゃれ」な服は怖くて面倒で選べない人は、いっぱいいる。

 

確かに、若いうちに色々とチャレンジすることは、賛成する。
今のうちに、色々試して、失敗して、発見して、、、ってすることは、
すごくいいことだと思う。

 

見かけを思いきって変えることで、
周囲の環境が、変わることもあると思う。
自分に自信も、湧くかもしれない。

 

でもなんにしたって、それは本人が選ぶことだ。

 

 

彼は、決してダサくはなかった。

もちろん、不潔なわけでもない。

誰のことも、不快にはしていないはずだ。

 

 

「絶対そのほうがいい」

「変えるべきだ」

なんて、

どうして言えるのかな?

 

 

自分が必要とも思っていないことを、

理由の説明もなく、さもそうしないと、悪いような言い方をされたら、

居心地がわるいだろうなぁと思った。

 

 

 

「さっちゃんもそう思うでしょ?メガネない方がいいよね」

 

ふと、常連のひとりにそう振られた。

少し、言葉に詰まった。

 

「うーん。。。どうだろう、試してみるのはいいかもね。
 誰しもおしゃれにならなきゃならないわけは、絶対にないけど、
 いろんなことに、今のうちに、たくさんチャレンジしてみるってことは、
 トクちゃんにとって、いいことだとは思う」

 

と、言った。

 

「だよねー!」とハモったあと、

絶対祭りは引き続き続いた。

 

 

その後、お店には行ったけれど、そこにいた人たちには誰にも会っていない。

 

トクちゃんはメガネをやめたのかなぁ。

「〇〇ちゃんは若いからいいわね。私なんてもうオバサンだから・・・」←これ言って誰トクだよ。

サリーは現在29歳、今年ミソジになる。

 

最近、マイブームは、おさげである。

おさげといっても、編んだあと、部分部分引っ張り出して、
オシャレな感じにした、おさげ。

 

今日、会社のデスクが隣の男子(26歳)に、
ひまつぶしに話しかけた。

 

「あのね、最近おさげがマイブームなの。
 もうミソジになるのに、おさげマイブーム。笑。
 までもさ、年に抗っていこうと思って。」

 

と言ったら、

 

「ぇいや、全然変じゃないっすよ。
 ウチの嫁なんて、32ですけど、ぜんぜんあれ、なんつーかこどもですし、、、」

 

と、なんとなくよくわからない空気で言われ、

 

あ、気を遣われている。

 

と思った。

 

そのニュアンスは、私が実際に似合っている似合っていないとかいう話じゃなく、

私が、年を気にしているとも捉えられるような発言をし、
その意味あいだけが、フォーカスされ、
「そんなことないですよ。」と、言わざるを得ない流れ。

 

 

わたしは、ちょっと前までは、会社では最たる若手扱いであった。

そうすると、おツボネな諸先輩方が、言うのだ。

 

「いいわね、〇〇さん(←サリー)は、若いから肌もきれいだし」

「私は年だからもうアレだけど、〇〇さんならまだ若いから余裕よ」

「私なんてもうね、こんなおばさんじゃだめよ、でも〇〇さんなら喜ばれるから」

 

・・・・・

このてのことを言われて、返すことなんてすべておなじだ。

 

「えー▲▲さん(←発信者)、何言ってるんですか肌めちゃめちゃ綺麗じゃないですか!」

 

「そんなことないですよーもう最近すごい肩こりひどくてー、、、
 えってか▲▲さん、こないだゴルフスコアすごかったらしいじゃないですか!!」

 

「全然ですよーてか▲▲さんネイル変えましたよね?前のも可愛かったけど今回結構シンプル系いきましたねーこれも超かわいい!」

 

・・・・。

 

ようは、相手を持ち上げることに、全力を尽くす。以上。

 

 

こんな薄っぺらいコミュニケーション、誰得なんだ。
サリーは大嫌いだった。
若い子に対し、「あなたは若くていいわね私なんて、」という、
気しか遣わせない、なにもたのしくないアプローチをするオバサンには
絶対になるものかと思った。

 

ならば、

「あなたは可愛いはね。でも私もまだまだイケるわよ。ふっふー♡♡」
とチャーミングに言われた方が、よっぽど魅力的で、付き合いやすい。

 

でもね。

 

そろそろミソジになるサリー。

最たる若手、でなくなってきた今、

若い子に、年の差ネタをフックにした話題をふる気持ちも、
わかってきた。

 

単純に、年の差って、感じる。
体力の差、肌つやの差、フレッシュさの差、バイタリティーの差。
いやはや、すごいなーっておもう。

 

そして、こちらからして、たいして話のネタもなかった時、
そういった話題は、便利でもある。

 

しかし、そんな話題を、嫌味ない雰囲気に仕立て、表現することって
けっこう難しい。

言い方次第で、簡単に、若さへの嫉妬やひがみのように受け取られかねない。

 

また、便利だからといって、軽く言ってしまったものの、
若い子の反応により、傷つくこともある。

こちらが、なんの嫉妬心もなく、単純に思って言っただけでも、
なんだか気を遣われて、持ち上げられちゃったりすると、
ずいぶんと年寄り扱いされた気がして、いい気分がしない。

 

日本は、若さの価値が異常に高い国。
年をとることに、極端にネガティブな国。

 

仕方ないのだ。
上記のような会話が、両者気持ちいい形で成立することなど、
ほぼないと思ってしまった方がいい。

 

今日の、隣の席の男の子に言った、おさげネタも、よくなかった。

 

 

なんだか、女性の年齢について、こんなに敏感になる社会はナンセンスだな。

 

でもいまこの社会に生きている以上、仕方がないから、

年下の子に、変に気を遣われないように、

このての話は、避けようと思っている。んだ。

 

 

 にゅーん。