サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

「結婚したい!」女性が言うのと男性が言うの、どうしてこんなに響きが違う?

30前後の女子が結婚したいって言いすぎると引かれる

ですよね。

なんでだろう?って思って。

 

 

同じ世代の男性が言う場合、なんなら好感度上がる。

こないだ会社の男の子たちと飲んだ。

結婚願望の話になって、

ひとつ年下の、そこそこイケメンの子がこう言った。

 

「すぐしたいですね。なんか、結婚して家族を持つっていうことをちゃんと経験したいなって思います」

 

 

 

・・・・。

な、なんだろう。

 

そこそこイケてる感じのアラサーの子が

結婚に対して前向きな発言をすると

なんでこんなにも、まともなイイやつに見えるのか。

 

ずるいぞ。

 

 

 

女性が言う結婚って、何を描いていると思われてるのか

さっきの男子が、好感度高い印象を残すひとつの理由は

男の人が、家庭を持つということは、

女性や子どもを養う・守る責任を負う、という連想をさせることだと思う。

 

今までみたいに好きなことできなくなるし、

ちゃんとお金稼がなきゃいけないし。

それでも、そこに向き合って責任をとっていこうという姿勢。

 

片や、女性が「結婚したい」というと、真逆で

「家庭に入る」という言葉からもイメージされるように

守ってもらう、みたいなイメージがまだあるのかな。

  

 

いやいやいやいやいや。

 

 

 

私が結婚したい理由は、その男子とまったく一緒だぞ。

家族をつくるということ。

ずっと一緒にい続けて、幸せでい続けるのは

相当な忍耐と努力が必要だと思う。

 

子どもを産むということ、母になるということも、

大変なことだと思う。

同世代の友達が、結婚して子どもを産み、

ぐずった子どもを見事になだめたりとか

わがまま言ったらピシャッと怒ったりとか

そういう姿を見ると、ほんとにすごいなって、

お母さんには敵わないなって思う。

 

そう、大変そうだからこそ。

 

 

その、経験したことのない人間の営みに

チャレンジしてみたいって思う。

それを経験できないと、人として私はひどく未熟なままな気がする。

 

「結婚したい」と私が言うとき、

まさか

ラクしたいから、とか

養ってほしいから、とか

そういう発想ではサラサラないのだ。

 

 

うちの母は専業主婦だけど、

仕事で忙しく、めったに家に居ない父に代わり、

見事に、家を守っていた。

一緒に暮らす姑を気にかけ、3人の子どもを育て、自らの母の介護をし、

ルーティンの毎日を、滞りなくまわし、

家の中を明るい笑顔で保ち。

それは、本人しか知り得ぬ努力と忍耐の賜物だったと思う。

 

私たち家族は、父も含め、それこそ

彼女に「守られて」きたのだ。

 

 

 

売れ残り感からの焦り

周りの同世代はどんどん結婚していっていて、

売れ残っている感が嫌だから。という理由で

結婚が目的化するのはよくないし

そういう人も、確かに多い。

 

私だって、焦るは焦る。

市場価値はこれからどんどんダダ下がりだぞ、と

周りから脅される。

 

家庭を作りたいという夢に対して

実現可能性が高いうちに、どうにかしたいという気持ちはあるけど、

それがゴールになっているつもりもない。

 

ですけどね。

そういうレッテルも貼られやすいのだ。

きっと。

 

 

 

 

***

 

いやあ

言いづらいの。

大きい声で、「結婚したい」って。

 

そんなお年頃。