サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

【バレンタイン】友チョコならぬビジチョコの、効果効能。

私にとってのバレンタインは、有益なビジネスコミュニケーションである

 

私は毎年、大量のお菓子作りをする。

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今年は、3種類・計50個ちょっと作った。

これ、その9割以上を、会社で配りきる。(男女両方)

 

いまどき手作りする人って、そんなに多くないみたいで、 

会社でもだんだんと恒例の名物になっていく。

特に女子からの期待値が高く、

増え続ける負荷を感じつつも、やめることができない。

 

たくさん配りたい気持ちはあれど、

あんまり小さく切って、しょぼくして数を増やすこともしたくなく、

ひとつひとつ、まぁまぁの満足感を得られるサイズにしようと思うと、

なかなか骨の折れる作業である。

 

 

「やる意味ある?」と思う、バレンタインのあるある風景

勿体ないなぁと思うのは、

まわりの女子たちが、

直接渡さず、離席中の机の上にぽいぽい置いていく風景。

すごくよく見かける。

 

男性が席に戻ると、こそこそと

「ねえこれ誰かわかる?」と聞きまわり、

差出人が判明すると、軽くお礼を言いに行って、

ホワイトデーに、ちょっと高い市販の何かを用意するのだ。

 

なんか、すごく義務的な儀式。

あげるほうも、もらうほうも、

楽しいのかな?

と思う。

 

男性側の

「お返しするの大変だから、用意しなくていいからね」to女子 とか

女性側の

「あー今年もそろそろか・・・どうする?(萎)」with女子同士

みたいな、お決まりのシーズントークからも、

なんだかあんまりいい行事になっていない

雰囲気を感じる。

 

 

「贈り物」なんだから、

義務化した途端、

本質は滅んでいるのだ。

 

 

私が複数種類のお菓子を作る理由

私は大抵、3種類作る。

好き嫌いがある人に、選択肢を与えたい、というところもあるけれど、

「選んでもらう」という、コミュニケーションが生まれるからである。

 

席に行って、

それぞれのお菓子の説明をして、

選んでもらって、

余裕があれば、最近どうよみたいな話をする。

 

いつもお世話になっている人へは、お礼の気持ちで渡すし、

久々に話す人は、これをきっかけにちょっとした話ができる。

 

そう、お菓子そのものは、言ってしまえばただのツールで、

大事なのは、コミュニケーションなのである。

 

手作り、ということもあってか、

食べたあと、数日後でも、声をかけてくれる人も多い。

「〇〇さん(←サリー)、美味しかったよ~」

「家で食べたら、半分家族にとられたよ。ごちそうさま!」

 

 

なんかね、すごく平和。

 

 

たくさん作ることの、デメリットもあります。

あまりにたくさん配っていると、

「もらった人が特別」というより、

「もらえなかった人が目立つ」という図式になっていく。

 

デスクの島に10人いて、8人だけに渡したいけど、

そうすると残り2人に対してなんとなく気まずいから、

10人みんなに配ろう、となると、

逆に、その2人よりお世話になっている

他の島にいる人の分を、作れなくなったりする。

(結婚式に呼ぶ人の法則といっしょ)

 

でも、手作りだから、作れる量はいくら頑張っても有限なんだ・・・(T_T)

 

あと、なんかもらうありがたみが減っていく。

気がする。笑

みんな貰ってるから、みたいな。特別感が醸成できない。

同時に愛を振りまきまくると、愛は伝わらないのだ。かなしい。

 

 

 

上記分量を作るのに、どのくらい時間がかかるか?

参考までに、メモしておきます。

<土曜>

夕方:作るものを決める(色味や工数を考慮)

    (例)今回のラインナップ

      ・クリームチーズ&チョコしっとりケーキ(色:ココア系)12~16個

      ・ドイツ風 りんご&ナッツのパウンドケーキ(色:白っぽい)16~18個

      ・どら焼き(ネタ用。一度で個数たくさん作れるのもGood)20個

 

   レシピを確認し、買い物表を作成。

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※あとからブログ掲載イメージ用に作ったので実際のレシピとは異なります

 

夜:買い物

   材料と、ラッピング用品を買う。

 

<日曜>

  9:30~11:00 クリームチーズチョコケーキ作成

11:00~13:00 りんごケーキ作成

13:00~   お昼ごはんたべる

14:00~14:40  クリームチーズチョコケーキ 切る&袋詰め

14:40~16:30 どら焼きの皮作成

16:30~17:10 りんごケーキ 切る&袋詰め

17:10~18:30 どら焼き あんこ挟む&袋詰め

 

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日曜は、ほぼ丸一日作業になりました。

 

その他プチポイントは、会社に持っていくタイミング。

まあまあの重量になるため、パソコン等重いものを同時に持っているとツライのと、

満員電車では、せっかくのお菓子がつぶれないように守る必要アリです。

 

 

ホワイトデーは要注意

全員ではもちろんないですが、すんごい量返ってきます。

渡す際、「ホワイトデーはいりません」と言うか、

「缶詰にしてください」とリクエストする必要有。

(賞味期限短いものが大量に集まると、ほんとさばききれない。)

 

 

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以上、

作る苦労はあるけど、やる甲斐ありなのです。

だからやめられない。

ビジチョコ。