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サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

止まらない労基署系ニュースから、長時間労働について考えてみた。

徒然論 仕事

ブラック企業の撲滅を命題に

お仕事されていらっしゃる方と飲んだ。

 

いまホットな、長時間労働の話題になった。

HISに是正勧告5回…労基署、違法残業で : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

ニュースが止みませんね。

 

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その方に、どう思うか意見を請われたので、

色々な原因があるけれど、そのうちのひとつは、

日本の終身雇用制度が生み出した、従業員メンタリティだと思う、と言った。

 

そのロジックは、こう。

 

1、他で働いたことがない

2、他で働ける自信がない

3、外に出ることへの怯えから、今の会社で耐える思考になる

4、無意識のうちに、

     自分の会社への肯定感、ロイヤリティを

     自ら捏造する

 

だから、多少無理を強いられても我慢しちゃうし、

海外のように、従業員からの訴訟なんて

滅多に起こらない。

 

 

******

 

 

我が社では今、世間で流行っているような

今風改革が進められている。

成果主義の採用、人材の流動化促進、ボトムアップを推奨する仕組み作り、フリーアドレス化、などなど。

 

今までの、「長い年数いるやつが偉い」会社ではなくなるという宣言のため、

社内はなんとなしに、不安感が浮遊している。

 

 

私は転職組だ。

入社して、まだ半年くらいだから

ロイヤリティもなにも、まだない。

半分、お客様感覚でこの改革を見ている。

 

特に、なんの不安もない。

このままいい会社になっていくなら喜ばしいことだし、

どうにも、自分のアンコントロールな流れの中で、変な会社になっちゃったら

ここを出ればいいと思ってる。

 

そう、

「どうしても困ったら、出ればいいだけのこと」。

 

そんなベースの心構えのもと、仕事をするのは、すごく自由な気分だ。

会社に媚びる必要はないので、お客様視点のいい仕事ができる気がしている。

 

 

会社に、媚びる。

 

***

 

一方で、この時代にあえて、終身雇用を標榜する会社もある。

サイバーエージェントだ。

たまたま先日、藤田晋社長の著書を読んだ。

こちら。

起業家 (幻冬舎文庫)

起業家 (幻冬舎文庫)

 

この中で、藤田さんは、

「終身雇用を本気で推進してきたから、

会社と社員の強い結びつきが生まれ、

苦境に耐えうる屈強な組織になった」と仰っている。

 

でも、サイバーエージェントが、今までの日本企業のスタイルと異なる

重要なポイントが1つある。

 

終身雇用  だけど、成果主義  なのだ。

 

在籍年数が短くても、結果を出せば、どんどん上に行く。

 

成果主義、というのは、

当たり前だけれど、

仕事そのもので結果を出さないと、評価はされない。

それの意味するところは、寄り添う先は、会社というより、顧客、ということ。

顧客に寄り添い結果を出せば、おのずと会社の評価が付いてくる。

だから、視線の先にはまず、顧客がいる。

 

終身雇用、とはいえ、

「長く居ることを評価される」ということでは決してないのだ。

 

 

今までの日本企業は、

終身雇用  で  年功序列 だった。

 

長い年数いること、

会社にベッタリとしていること、

が、評価になる。

 

だから、

成果よりも、

長時間会社に居たり、会社に寄り添ってる感、

が、評価になる。

 

視線の先は、 会社 である。

 

当時はそれでもよかったかもしれない。

終身雇用がきちんと機能し、人生丸抱えの約束を

会社が実現できていたから。

 

今は、終身雇用の約束など、できる会社はほとんどなくなってしまった。

 

そうすると、視線の先は 会社 ではなくなっていく。

会社のためにしていた長時間労働への、

納得感がなくなっていく。

会社は、その分の対価(終身雇用)をくれるわけではないのだから。

 

 

顧客 のための長時間労働なら、納得感がある。

もちろん、健康を阻害するほどに、案件量を増やし過ぎてはいけないし

そこは会社が管理する部分ではあるけれど、

この残業に、自分の意志があるのなら、メンタルにはならない。

なんなら、それすら労基署に止められてしまったら、

やりたいことをやらせてもらえないストレスを発生させるリスクもある。

 

******

 

まとめ。

 

1、この会社に居なくても、どこでもなんとか生きていける、という自信が必要。

  一番手っ取り早いのは、転職経験をしてみることだと思う。

  会社により文化はそれぞれで、

  前職の文化が世界の全てではないという気づきも得られる。

  ※サイバーエージェントのように、

  成果を出すと、それがしっかりと認められる仕組みによって

  内部に居ても自信がつくという例もある。

 

2、残業には、会社に媚びるための残業と、自らの意志による残業のふたつがある。

  これは分けて考える必要がある。

 

 

散文でした。