サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

インスタ女子に、どうもなれない。

インスタ女子に、どうもなれない。

旅行に行ってきました。

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女子たちとよく写真を撮ったけど、

みんな、「自動的にビューティー補正されるカメラアプリ」を

当然のように持っていて、それを使いこなし、

インスタにあげまくっていた。

※きっとアプリの種類はいろいろあるんだろうけどなんにも知らない。。。

 

一時流行った、やたら不自然に目がでっかくなるだけの

おばけ生成プリクラよりも、

もう少し自然で、全体的にもやっとして、オシャレな仕上がりになる。

 

(´・ω・`)

 

 

インスタ女子に、どうもなれない。

アカウントは持っているし、

たまーに、のぞくだけのぞく。

そこでは、芸能人だけでなく、一般人もそれらしいオシャレ写真をめいっぱい投稿し、

キラキラと、リア充極まりない。

、、、ように、見える。

 

リアルか?ほんとに。

 

 

日本は毎日そんな晴れてないし、食べ物はそんなにレトロ色じゃないし。

現実世界では、

突き抜ける青空は、稀に見るから感動するし、

レトロ色の食べ物が、ほんとうに目の前に出されたら、きっとよだれは出ない。

 

インスタにならぶ写真たちは、

明らかに、「リアル」、では、ない。

 

被写体の色味も

自身の顔も、

ぜんぶ、加工品。

 

稀に見ることができる感動の景色も、

すぐ生成できちゃう。

 

 

ファンタジーに突っ切ってれば、それはそれでいいのだ。

青すぎる海も、大きすぎる目も、つるつるの肌も。

実物ぶらず、ファンタジーというていなら。

 

だけど

インスタ女子は、「リア充」というレッテルをもらう。

あそこは、「リアル」というていだから。

「リアル」じゃないって、わかっているのに。

 

 

へんなの。

 

 

実生活で勝負したい欲求がある

ずいぶん前に聞いた話だけれど、

きゃりーぱみゅぱみゅのPV動画が世界中で爆発的に再生され始めた頃、

彼女はライブへのプレッシャーがものすごかったらしい。

要は、「PVの方がいけてる」「本物は大したことがない」と

思われるのがひどく怖かったようなのである。

 

私は彼女ほど多くの人の注目を浴びている人間ではないけれど、

感じていることはわかる気がする。

 

加工品と、実物が、乖離しすぎていくのが、いやだ。

 

サリーのこだわりでいうと。 

「どうしてもすっぴんは見せない!!」という、あるあるプライドが嫌で、

旅行中の温泉あがりとか、「いまはすっぴんじゃなきゃ逆におかしいやろ!」って時は

「くるしくてもすっぴんを見せる!!」という逆プライドが顔を出す。とか。

 

 

最近のプチ悩みは、まつエクをするかどうか。

まわりには「ネイルとまつげは必ず月1で通う」女子が圧倒的に多い。

ネイルなし・毎日必死でマスカラを塗る私には

「すごいねぇ(たまちゃん)」って感じである。

 

まつエクは確かに便利だし、

現実にギリギリありえそう、ありえなさそう?なラインの長いまつげを

手間なく手に入れることができる。

 

でも、私の中で、まつエクもどうしても加工感があって、

なんか、なんか、、、 決断しきれず。(´・ω・`)

 

 

 

「かわいいでしょ」って写真をあげて、「かわいい!」とコメントをもらう。

このてのコミュニケーションが、ひどく気恥ずかしい。

特にオチもない、キラキラ写真をあげて、

かわいい!羨ましい!すてき!さすが!

みたいなコメントを頂く。

 

なんかせっかく公共の場に何かを発表するなら

プチ笑いくらいは与えたい。

と思ってしまう。

 

どうしても、いい写真が撮れて、

「かわいいって言ってください」写真をあげるとしても、

何か違う文脈であげてる風を装いたい。

それか文章で笑いをとりたい。

 

「かわいいって言ってください」写真も、

さもモデル風の表情とポーズで、レトロな色味で、気取った感じの仕上がりには

どうしてもできない。

 

 

なんだろうこの芸人魂。。。

 

 

 

インスタは叡智を感じない。

お手軽に加工して、

お手軽にUPして。

オシャレな写真集の一員になる。

 

なんか、すごくサラッとしているんだよなぁ。

何も考えずに、サラサラと流れていく感じ。

 

先日読んだこの記事に書いてあることにも、共通する。

 

『ラ・ラ・ランド』『君の名は。』が大ヒットする社会の危うさ ! どちらも過去の名作へのオマージュという要素が強い | やらおん!

 

君の名は。』は新海誠監督の世界観や映像の美しさで大ヒットした一方で、アニメ業界の大御所は「あれは映画というより100分に渡る壮大なミュージック・クリップだ」と評価していました。つまり、じっくり観て考えるというより、気楽に観て気持ちよく感じるという要素の方が大きかったわけです。

そして、『ラ・ラ・ランド』を観た人の感想を聞くと、同じように「映像が綺麗だった」という感想ばかりが目立ちます。ストーリーは二の次、というかストーリーの感想はあまりなく、とにかく映像のことばかり。『君の名は。』と同様に、気持ちよく観られるのが特徴だったのです。

なぜ、日米で同じようなつくりの映画が大ヒットしたのでしょうか。個人的には、日米の双方で多くの人がスマホ中毒になっているからではないかと思います。スマホを使い過ぎると、コンテンツを気楽に受け身で流し読みするのが当たり前となり、またテキストの読み方やコンテンツの鑑賞の仕方が気楽で快適な“浅い読み”ばかりになります。

人間の脳は環境に適応することを考えると、長時間スマホを使っていたら、スマホ以外でも同じようにコンテンツを観ることになります。そうなると映画についても、オスカー作品賞を受賞した『ムーンライト』のように、映画に没入して能動的に考える作品よりも、気楽に観られる『ラ・ラ・ランド』のような作品のほうが、多くの賞を受賞して当然と言えます。

逆に言えば、『ラ・ラ・ランド』と『君の名は。』のヒットが示しているのは、スマホの使い過ぎの弊害が出始めているということではないでしょうか。スマホを使い過ぎて、多くの人が知的な面で非常に怠惰になってきているのです。

 

うんうん。わかるよ。

サリーはミュージカル好きとして、LA LA LANDはよかったし

凝ってる表現も多くて、サラッとは見られなかったけれど。

筆者の言いたいことはわかる。

 

私の中でのインスタも、こういうことです。

脳みそ使ってない感じがしちゃう。 

だから、すぐ飽きちゃう。

 

どうしてもtwitterの140文字表現のほうが

叡智を感じてしまう。

twitterで面白いこと言える人は、実物も面白いことを考えられる人だ。

 

 

***

 

行ったり来たりと、いろいろなことを書きましたが。

・ニセモノとホンモノが混同されていること。

・気恥ずかしいこと。

・脳みそ通ってなくて薄っぺらい感じがすること。

 

以上が、サリーがインスタ女子になれない理由。

 

でした。

 

旅行先の海は綺麗だったなー。

(冒頭の写真はノン加工の碧 (^o^))