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サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

グラフィックファシリテーションを体験してみた。

仕事

会議における「板書」の存在

板書って、誰がやっていますか?

7年くらい社会人やってきましたが、たいていは

「下っ端」か、「気が利く人」がやっている印象。

 

私は、その会議への意欲が高いときは、

下っ端ぶったり、気が利く人ぶったりして

よくホワイトボードのペンを持つ。

でも、目的は、いいやつぶりたいわけではない。

その会議を、自分の思うままに仕切りたいだけである。

 

板書の力はすごい。

みんながそこに着目し、そこの表現に引っ張られる。

 

どの発言をピックアップして書くか。

何は書かないか。

何を大きく書くか、色をつけるか。

 

結論を操作する板書は、ある意味簡単だ。

極端に言えば、自分の発言をこっそり大きく書けばいい。

 

でも、会社やメンバーへの愛着が深いほど、

そうじゃなくて、

もっとみんなに納得感があって、

浸透率の高い合意形成に繋がって、

はたまた新しい何かが生まれて、

そんなフォローアップをする板書ができるようになりたいなぁと

ぼんやり、しかし常々、思ってきた。

 

 

グラフィックファシリテーション体験会に行ってみた。

グラフィックファシリテーションってご存知ですか?

略して「グラファシ」というらしい。

その名の通り、グラフィックで、ファシリテートするわけである。

f:id:sally-no-kimochi:20170214185517j:plain

モノのイメージは、こんなかんじ。

 

私の板書活動のヒントになる気がして、その体験会に、行ってみた。

(絵は描けないのに。)

 

 

講師はこの方。

しごと総合研究所の代表取締役、山田夏子さん。

twitter.com

www.shigotosoken.jp

 

会場に入り、目があったその人に、

「ああ、敵を作らない人だ」と思った。

どんな人をも怖がらせない、初対面ですっと入ってくる感じ。

すてきな空気感です、山田夏子さん。

 

会の中で「ははーんなるほど・・・」と思ったポイントみっつ

1、深い合意形成のためには、3つの現実レベルを共有する必要があること。
2、グラファシは、「すべての声に光をあてる」行為。
3、紙面の量が、議論量のコントロールに繋がること。

 

 

1、深い合意形成のためには、3つの現実レベルを共有する必要があること。

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※きたないメモ書きでごめんなさい

 

人にとっての「現実レベル」には3つの段階がある。

一番上は、「合意的現実レベル」。事実とか、数字とか。

2段階目は「ドリーミングレベル」。言葉にできる、感情とか、価値観とか。

3段階目は「エッセンスレベル」。言葉にできない、雰囲気とか、イメージとか。

 

※上記はアーノルド・ミンデル博士が提唱したモデルとのこと。

アーノルド・ミンデル - Wikipedia

 

 

この3つを行ったり来たりして、すべてを共有することが、

より深い合意形成をするポイントらしい。

でも、例えば議事録は、一番上しか語られないので

(〇〇さんはこの発言を、ひどく残念そうに言った。とか議事録には書かない)、

深い理解には至らないのだそう。

 

なので、山田さんのグラファシは、

ドリーミング&エッセンスの要素を盛り込むことを重視している。

たとえば、このグラフィックは

f:id:sally-no-kimochi:20170214192035j:plain全体的に、どんよりムード。

自分たちが、後ろ向きな話題ばかりしていることとか、

みんなが不満を抱えていることを、グラフィックで自覚・共有できる。

テキスト情報って、その「雰囲気」を見える化することはできないから、

メールのやりとりとか、LINEのやりとりは、誤解が生まれやすかったりする。

 

 

2、グラファシは、「すべての声に光をあてる」行為。

グラファシをする際は、すべての発言を描くらしい。

そうすることで、「声の小さい人」「マイノリティの人」が

黙殺されることを防ぎ、全員での合意形成を目指す。

チームビルディングを本業とされる、山田さんらしいアプローチ。

 

これは、「びくーーーーっっ」って感じでした。

私は板書によって黙殺してきたので。。。

 

でも、テキスト情報は、暗に何かの存在をなくすことに繋がりやすいらしい。

たとえば、「会議に居た人は、ほとんど都内在住の人でした」と、

「会議には、都内在住の人と、遠方からも数名来てくれました」では、

同じ事実だけど、まったく違うイメージになる。

「絵」の方が、全体を公平に描くことに向いている表現方法だそう。

 

3、紙面の量が、議論量のコントロールに繋がること。

山田さんの流派は、「グラファシをする人は絵を描くことに徹し、なるべく口出しをしない」スタンスだそうなのだが、

色々な要素が、暗に上手にコントロールとして働くことがある。

 

面白いのが、紙の量。

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今回、参加者数名で、「会議について」をテーマに話をして、

山田さんが実演としてグラファシしてくださったのが、この画像。

4枚の模造紙が、左からどんどん埋まっていくのだけど、

「残りの紙がこのくらいしかない」って見えてくると、

おのずと、私たちは結論を出そうとする。

また、前半が暗い色(負の話)が続いてくると、

自然と、未来に向けた話や、よい面をフォーカスした話も増えてくる。

右に行くほど、明るい色が増えていく。

 

これは、誰かに「そろそろ結論を出しましょう、時間がないから」と言われるよりも、

ずっと、自然発生的な主体性をもって、場が動いてくる事象。

だれも嫌な気持ちにならないし、誰かに誘導されている感じもしない。

「絵」とか「紙」とか、人格のないツールが誘導することで、

すごく、場の雰囲気が柔和になる。

 

まとめ

他にも学びはたくさんありましたが、全部書くとネタバレになりすぎるので、

興味のある方は、ぜひググってみてくださいな。

 

とりあえず、すぐ使えそうなアイコンとか似顔絵を

描けるようになりたい。なる。うん(._.)

 

 

 

***

(後述)

おかげさまでこの記事を多くの方に読んで頂けて、

感じたことをこちらに書きました。よろしければ、ぜひ。

 

sally-no-kimochi.hateblo.jp