サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

仕事の選び方と、恋の進め方はいっしょにしてもいいかもと思った話(前半)

「あなたのキャリアプランは?」「ありません。」

キャリアプランなんて、ない。

仕事なんて、計画を描くものではなく、

流れに身を任せていればいいものだと思っている。

 

流れに身を任せた結果、私のキャリアはいい意味でぐちゃぐちゃだ。

 

 

 

苦労した就活、第一志望じゃない就職。

私はリーマン・ショックの年に、就活をした。

前の年までは、売り手市場と呼ばれ、

先輩たちは、数社の内定をもらい、ゴールデンウィークまでには就活を終えていた。

 

だが、突然やってきた、未曾有の荒波。

この世界的大ニュースが、我々庶民の就職活動に

どの程度影響するのかは誰にもわからず、

はっきりと、「やばい」というイメージもないまま、

「おかしいな?内定出ないな?こんなもんなんだっけ??」

という感じだった。

 

リーマンだけのせいにはもちろんしないけれど、

そんなこんなで、6月頃まで1社も内定が出ず、

疲弊していた頃に、いきなりスルっと内定が出た。

私に内定をくれたその唯一の1社に、就職をすることになった。

第一志望とか、もはやそんな概念すら自分の中にはなかった。

選んでくれるところに、入るだけだった。

 

その会社では、大手企業の人事に営業・コンサルをする仕事をした。

とにかく一生懸命仕事をしたら、大きな案件を任されるようになって、

それも一生懸命取り組んでいたら、営業トップになった。

 

 

クリエイティブとの出会い

その大きな案件の中で、私はWEBディレクションをすることになった。

HTML?なにそれオイシイノ????

レベルの私が、年に億単位の収入がある案件でサイト制作をしたのだ。

 

これが、ひとつの転機になった。

すごく面白かった。

デザイナーが役立たずで、仕方ないから自分で図をデザインしたり、

ひたすらに膨大な情報整理を繰り返し、導線整理をしたり。

 

クリエイティブって興味はあるけど、自分は仕事にできないと思っていた。

なんだか特別な人達しかできない仕事だと思っていた。

でも、色々な人達にセンスがあると言ってもらって、

もっと勉強したくなった。

 

 

 

留学からのフリーランスノマドMac。なにそれオシャレ。

会社を辞めて留学した。(当時28歳)

セブで3ヶ月間、デザインとコーディング、英語を勉強した。

 

3ヶ月間の後ろ半分は、勉強だけも飽きてきて、

仕事を探して仕事をし始めた。

そうして、フリーランスのWEBディレクター、デザイナーとして、

何件か、お仕事をさせてもらった。

 

自分が、フリーランスで働くことになるなんて

いつ誰が思っただろう。

今までは、客先は「大企業の人事」なんつー、

旧態依然・保守の極み!

みたいな方々が多くいる世界で生きてきて。

 

それがいまや、

Wi-Fiのあるカフェで、Mac開いてノマドするのだ。

 

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なんだそれ。おしゃれだぞ。

 

実際は、目と肩の疲れで、顔が土色なのだけれど。

 

 

からのギョーカイ人。怖いよチャラそうだよなんだよ。

このまま、仕事がなくなるまでは

しばらくやっていくのかなー

なんて、ぼんやりしていたら、

近所の飲み屋の店長が、facebookで、求人情報を出していた。

彼の前職の先輩が、いま音楽業界に勤めていて、そこで人を欲しているという。

採用条件を読んでいたら、なんだか自分にぴったりだった。

音楽業界って何するのかさっぱりわからないけど、話だけ聞いてみようと思った。

 

その後、あれよあれよと話が進み、

入社が決まった。

 

「さっちゃん、ギョーカイ人になったの!!」

と色々な人にからかわれ(?)た。

どうやらそのようですが自分でもよくわかりません、と。

 

入ってみた職場は、いい意味でまじめで普通のいい人ばっかりだった。

信頼できる上司と、あったかい人たちに囲まれ、

「私こんなに音楽好きだったんだ!」と、日々幸せな発見のもとで

楽しく過ごしている。

 

 

結局、キャリアプランって。

縦のレイヤーでのキャリアプラン(昇進したい、何歳までにいくら稼ぎたい)は

自分にはない。

家族を養っている人や、男性陣は、大抵あるのかもしれないな。

 

横のレイヤーでのキャリアプラン(業種業態)は、

私は自分の人生で身を持って、そんなものたてても仕方がないと思った。

人事業界も、WEB業界も、音楽業界も、

すべて、その場その場を頑張ってやっていたら、何かの縁があって、

その流れに身を任せているだけである。

 

自分の知っている世界なんて、ほんの豆粒みたいな範囲でしかない。

世界には、私の知らないエリアがまだまだ残されているのに、

知っている範囲だけに固執するのは、なんだか勿体無いし、無駄な気がする。

 

縦のレイヤーに固執しすぎると、横にも制限が生まれてくる。

もちろん、守るべきものがある人たちは、

そんなに自由にいかないだろうともわかっている。

 

でもね、言いたいのは、

決めきり過ぎても、もったいないんじゃないかなと。

 

人生、いつ何が起こるかわからない。

突然妊娠したり、障害を持ったり、究極死んだり。

引っ越さざるを得なくなったり、お金が全部なくなったり。

アンコントロールなことで、いっぱいなのだ。

 

決めきり過ぎていると、思うままにいかなくなった時の、

心の整理にもエネルギーがかかる。

 

こんなはずじゃなかったのに!・・・いやいや、そもそも

「こんなはず」なんて、誰が約束したの。神様?仏様??

 

何にも固執しすぎず、適度にゆらめきを持って過ごしていると、

思わぬ方向に流れていって、それがまたすごく面白かったりして。

 

 

***

さて、ここまでは仕事について書きましたが、

次回の後半では、上記に絡めて恋愛について書こうと思います。

アラサーの恋愛って、東京タラレバ娘。然り、とかく社会でフォーカスされがち。

私がアラサーだから、アンテナ立っているだけかな??

そうでもない気もするなー。むむむ。

 

sally-no-kimochi.hateblo.jp