「〇〇ちゃんは若いからいいわね。私なんてもうオバサンだから・・・」←これ言って誰トクだよ。
サリーは現在29歳、今年ミソジになる。
最近、マイブームは、おさげである。
おさげといっても、編んだあと、部分部分引っ張り出して、
オシャレな感じにした、おさげ。
今日、会社のデスクが隣の男子(26歳)に、
ひまつぶしに話しかけた。
「あのね、最近おさげがマイブームなの。
もうミソジになるのに、おさげマイブーム。笑。
までもさ、年に抗っていこうと思って。」
と言ったら、
「ぇいや、全然変じゃないっすよ。
ウチの嫁なんて、32ですけど、ぜんぜんあれ、なんつーかこどもですし、、、」
と、なんとなくよくわからない空気で言われ、
あ、気を遣われている。
と思った。
そのニュアンスは、私が実際に似合っている似合っていないとかいう話じゃなく、
私が、年を気にしているとも捉えられるような発言をし、
その意味あいだけが、フォーカスされ、
「そんなことないですよ。」と、言わざるを得ない流れ。
わたしは、ちょっと前までは、会社では最たる若手扱いであった。
そうすると、おツボネな諸先輩方が、言うのだ。
「いいわね、〇〇さん(←サリー)は、若いから肌もきれいだし」
「私は年だからもうアレだけど、〇〇さんならまだ若いから余裕よ」
「私なんてもうね、こんなおばさんじゃだめよ、でも〇〇さんなら喜ばれるから」
・・・・・
このてのことを言われて、返すことなんてすべておなじだ。
「えー▲▲さん(←発信者)、何言ってるんですか肌めちゃめちゃ綺麗じゃないですか!」
「そんなことないですよーもう最近すごい肩こりひどくてー、、、
えってか▲▲さん、こないだゴルフスコアすごかったらしいじゃないですか!!」
「全然ですよーてか▲▲さんネイル変えましたよね?前のも可愛かったけど今回結構シンプル系いきましたねーこれも超かわいい!」
・・・・。
ようは、相手を持ち上げることに、全力を尽くす。以上。
こんな薄っぺらいコミュニケーション、誰得なんだ。
サリーは大嫌いだった。
若い子に対し、「あなたは若くていいわね私なんて、」という、
気しか遣わせない、なにもたのしくないアプローチをするオバサンには
絶対になるものかと思った。
ならば、
「あなたは可愛いはね。でも私もまだまだイケるわよ。ふっふー♡♡」
とチャーミングに言われた方が、よっぽど魅力的で、付き合いやすい。
でもね。
そろそろミソジになるサリー。
最たる若手、でなくなってきた今、
若い子に、年の差ネタをフックにした話題をふる気持ちも、
わかってきた。
単純に、年の差って、感じる。
体力の差、肌つやの差、フレッシュさの差、バイタリティーの差。
いやはや、すごいなーっておもう。
そして、こちらからして、たいして話のネタもなかった時、
そういった話題は、便利でもある。
しかし、そんな話題を、嫌味ない雰囲気に仕立て、表現することって
けっこう難しい。
言い方次第で、簡単に、若さへの嫉妬やひがみのように受け取られかねない。
また、便利だからといって、軽く言ってしまったものの、
若い子の反応により、傷つくこともある。
こちらが、なんの嫉妬心もなく、単純に思って言っただけでも、
なんだか気を遣われて、持ち上げられちゃったりすると、
ずいぶんと年寄り扱いされた気がして、いい気分がしない。
日本は、若さの価値が異常に高い国。
年をとることに、極端にネガティブな国。
仕方ないのだ。
上記のような会話が、両者気持ちいい形で成立することなど、
ほぼないと思ってしまった方がいい。
今日の、隣の席の男の子に言った、おさげネタも、よくなかった。
なんだか、女性の年齢について、こんなに敏感になる社会はナンセンスだな。
でもいまこの社会に生きている以上、仕方がないから、
年下の子に、変に気を遣われないように、
このての話は、避けようと思っている。んだ。
にゅーん。