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サリーのきもち。

29歳独女サラリーマンの、日々のうんぬん。

ずっと、嫌いよ。わたしの太い太もも。

自分のカラダのどこが最もコンプレップスかと聞かれたら、

即答できる。

 

「太もも」です。

 

と。

 

 

サリーはむかしっから、太ももが太い。

オシャレは大好きだけれど、太ももにコンプレックスがあるので

制約がある中で、服を選んでいる。

 

たとえば、スキニーパンツは履けない。

シンプルなTシャツに形の良いすっきりしたジーンズを合わせるだけで

カッコよくなれちゃう人につくづく憧れている。

 

サリーはどちらかというと、ゴチャゴチャした服を着る。

それはそれで、好きでしているのだけど、

でもやっぱりシンプルへの憧れは消えない。

 

上下の服を合わせるときに、

どちらもダボっとするのが、あまり好きではない。

だから、上がダボっとした、ゆとりあるデザインのとき、

本来の私の美意識にならえば、下はピッタリとしたものを合わせたい。

でも、ピッタリとしたものはあまり着ないので、

おのずと、トップスも制約がかかってきてしまう。

 

あとは、水着を着るときは、パレオを巻く。

しかしそもそも、水着など着たくはない。

 

スポーツのファッションでいうと、スノボウェアは大好きだ。

あれは体型がわからないし、派手で可愛い。

ゴルフはしないけど、できればしたくない。

短めのスカートか、ぴったりとしたズボンしか見たことがないから

似合わないって思っている。

 

 

女性とすれ違う時は、まず相手の太ももを見る。

大抵が自分より細いので、いいなぁって思う。

脚を出していると、羨ましいなと思う。

この、顔よりも胸よりもまず太ももを見てしまう癖は、

ずいぶん昔から変わっていない。

 

 

なにかの間違いで、自分の太ももが、実物より細く写った写真があると、

永久保存版になる。

 

高校の時、太ももはいつもアザだらけだった。

毎日、湯船の中で、内出血するほど強く揉んでいた。

そうして脂肪を潰していけば、太ももは細くなると、何かで読んだから。

結果、細くはならないけど、アザだらけという汚い脚だった。

それでもアザが減ると、怠慢している気がしてまた揉む日々だった。

 

大学の時、はじめて無料体験エステに行った。太もも細くするやつ。

もれなく勧誘にあった。「今この場でお決めいただければお値引きが。。。」みたいな

ありがちな営業トークにひっかかり、ローンで30万は使った。

それまでずっとコンプレックスだったから、貯金でそのコンプレックスが解決して

その後の人生変わるなら安いものだと思った。

ちなみに、太ももはまったく変わらないで終わった。

 

 

今も、毎日スクワットをしたりと、

私の太ももとのコマッタ付き合いは続いている。

 

 

 

まぁでもね、

アラサーともなると、周囲の男性の女性の好みも変わってくるもので、

「華奢すぎるより多少ぽっちゃりしている方が好み」とかいうメンズも多い。

大概、彼らが言うところの「多少ぽっちゃり」って、

女子から言わせると、十分細かったりするのだが。

 

自分の中でも、昔よりは諦めがついたというか、

私という人物の要素の中では、もっと大事なこともあるし、

前より「部分的なこと」と捉えられるようになってきた。

 

 

たとえばいま、突然魔女があらわれて、

あなたの太ももを細くしてあげましょうって言われたら、

目を輝かせて「お願いします」と言ってしまう、でも、

人生かけてあらゆるものを我慢して、

お金をかけ、時間をかけ、血のにじむ努力をして、

ほんとの本気の本気で、細くしにいくほど、

わたしは悩んでいない、きっと。

むかしもそうだし、いまはもっと。

 

本当の犠牲を払って治しにはいかず、

スクワットとか、続く程度の努力をして、

なんとなくモヤっとしたコンプレックスのまま、

私と太もものコマッタ付き合いは続いていくのだろう。